雑草の中の一本

殻を破って一歩 挑戦へ

また来るのか?デフレ?       2020/12/16

支払いだけを考えるとデフレは有難い。
物の値段が落ちれば、家計は楽になる。

・何がいけないのだろう?

100円で販売=10円の利益。
を得ていた商品が、競合他社の価格にあわせ、値下げして販売すると。
95円で販売=5円の利益。
簡単にいうと、1個あたりの利益が低下してしまう。

・なら、いっぱい売れば?

確かに、利益が低下した分、販売個数を多くすればいい。
(増産にかかるコスト等は考えていません。)
上記のような状況であれば、倍の販売をすれば、
今までの利益を稼ぎ出すことが可能だ。
しかし、日本は人口が減少している。
頼みの綱の訪日観光客も来ない。

・だから?

利益低下し、販売個数が一緒であれば、企業が得る利益が低下する。
収益が悪化するのである。
悪化した企業は、内部のコストカット、取引先のコストカットに手をつける。
内部のコストカットは、給与の一部カットや雇用の打ち切りを意味する。
取引先のコストカットは、取引先の利益を低下させる。
同様のコストカットを、取引先でも行う。それが、次から次へと。
そうなると、日本全体が低賃金に進んでしまう。

・で?
収入が減れば、各家庭は、もっと安い商品を買い求める。
そうすると、集客の無い販売店はもっと安い商品を販売する。
他店にお客さまが取られた店舗が、もっと安売りをする。

・どうなるの?
デフレがデフレを呼び、デフレスパイラルという現象がおきる。
政府は、このデフレからの脱却を目指し、賃上げやベースアップを企業に求めていた。

一時は、デフレ脱却の兆しもあったが、コロナにより、物価が下がっている。
特に、スーパー等の小売店を中心に価格競争がおきている。
コロナの恩恵がある業界での価格競争。
今、各家庭が一番消費している分野で価格競争が起これば、
仕入れ先の卸値が低下する結果となる。

また、デフレ時代。
価格競争の先に待つのは、消耗戦。
生き残るためには、必要なことだが、
品質で選ばれるような企業にならないと厳しい経営が続く。