雑草の中の一本

殻を破って一歩 挑戦へ

弊社にも忍びよる業務1割減社会 人事・総務・経理部長からすると・・  2020/12/15

師走の名物である年賀状の引き受けも始まった今日、
弊社本部クラスからの激が飛び始めた。

社会全体が、1割減経済・それ以下かもしれないが、
市場規模が日に日に減少しているのに、
手を打ってこなかったツケが回ってきている。
多くの企業が、早期に経費圧縮に向けた動きをしていたが、
弊社は対岸の火事とばかりに、動きを静観していた。
本部の上意下達でしか、各営業所が動かないのは問題だが、
本部が火中の栗を拾うまで、現場は現場で静観していた。

言うまでも無く、経費の削減は、1日、いや1分でも早いほうがいい。
僅か数円の削減でも、10日遅い取組みとなれば、数百円となり、
早く成果をだしたいがため、急に削減を加速し、労働者と軋轢を生む。
そして信頼関係すら失ってしまい、目に見えないものまで損失してしまう。

所詮、企業も家計も同じである。
収入内で支払いが出来ればいい。
収支が0円であれば、ベースアップなどを望めなくても、
企業は存続でき、雇用は守られる。
ならば、収入を増やせばいいではないか!
そう簡単にはいかない。市場では労働者が減り、個人収入が減少している。
そんな中で、企業が売り上げを伸ばしていくのは至難の業である。
収入が伸びない以上、支出を減らしていくしかない。

総務・経理部門に居れば、コスト削減が一番早く収益を上げれる事を知ってる。
縮小再生産が、いいとは言っていない。
コスト削減は、上限がある事も知っている。
知っているが、企業を守るためには、
すぐに取り掛かれて、一定の成果を上げる事が出来る、
コストカットを提案してしまう。

大きく減少させる方法は、リストラである。
しかしながら、日本は労働者の権利が強い。
無理に退職を迫っても、後に企業として訴訟を起こされ、敗訴してしまう可能性がある。
早期退職制度は、優秀な人材を流出させてしまう可能性があり、諸刃の剣だ。
しかし、一気に要員を削減でき、ランニングコストは大幅に削減できる。
地味だが、退職した社員の後釜をいれない方法もある。
人数的には大した事はないが、労使間の問題にならなくて済むメリットがある。

要員の削減にはデメリットもある。
社員への負担増の可能性もあるが、市場がどう動いているかで、
一概に負担増になるとは言い切れない。
それよりも大きな問題は、後継者不足である。
スキルを教える対象が入ってこない。
バブル崩壊後の氷河期時代が、正にそれにあたる。
どうしても組織に歪みが起こってしまう。
日本は、今はまだ、組織全体で人を育てる企業が主流である。
特定のスキルが無いと、仕事にならない企業もある。
そんな企業では、後継者となる人材が来ないのは痛手である。
弊社も、人材が育たない状況が続き、能力の低下が問題となっている。
弊社も誰が行っても同じ能率を出せるような仕組みを作ってはいるが、
上手くは行っていない。

弊社でも、来年の3月末には、雇用終了となってしまう社員もいるだろう。
業務の量から、要員を算出して、現段階で余剰と思われる要員を削減する方法をとるだろう。
それでは、歴史を繰り返してしまう。
一定能率で働ける仕組みを完成させるか、一定余剰人数を抱えて、スキルを習得させていくか。
そんな提案を本部にはしていかないといけない。

会社員の皆さんが、直ぐに出来ること。
現在の会社で、会社員として働くことを望むのであれば、
1円でもいいから経費をかけない事に努力してもらいたい。
例えば、誰かの業務を手伝い、残業を減らし、残業代を削減したとしよう。
単価は分からないが、1000円の残業代とすれば、1000円の支払いをカットした事になる。
消灯した。コピー用紙の裏紙を使った。何でもいいのです。
正に塵も積もれば山となる。それで、誰かの雇用を守れるかもしれないのです。

私は、退職する身ですから、弊社の状況を馬鹿だな~って思ってみています。
弊社でいえば、今のムダな1円の支払いは、
将来稼がないといけなくなる10円だと決算数字はいっています。
コロナ禍の利益から考えると、もっと稼がないといけないかもしれません。
誰かのムダ遣いのために、誰かが稼いでこないといけない。
なんか馬鹿らしいですよね・・・・・。

会社員で居たいのであれば、ムダを徹底的に省いてください。
そうすれば、誰かが稼いできた仕事の利益が多くなり、貴方の雇用が守られるかもしれません。
www.taishokumshoku.info