雑草の中の一本

殻を破って一歩 挑戦へ

村再生 成功の秘密に迫る(長野県 信州白馬村)

皆さんは信州白馬村をご存知ですか?
雄大日本アルプスの山間部に位置し、白馬八方根スキー場やHakuba47など、日本でも【パウダースノーのゲレンデ】としてご存知の方も多いと思います。近年は、訪日外国人にも人気の観光地となっています。
でも
「人気観光地なら、特段の努力も必要ないし、そもそも再生なんて縁がないことなんじゃないの?」
と、思われる方も居るかもしれませんが、そうではありません。
1998年をピークにスキー客は年々減少し、その影響は白馬村にも例外なく及びました。また、高齢化により、宿泊施設も閉鎖され、飲食店も減少していました。
では、そのような状況であった白馬村が、どうやって再生に成功したか迫っていきましょう。

白馬村の再生!4つのポイントとは

普通、地方再生は、自治体が中心となり、再開発事業を進めていますが、白馬村違いました。
白馬村は【白馬観光開発】という民間企業を中心に再生に取り組んでおり、そして再生を成功させていったのです。
http://白馬観光開発
白馬観光開発の社長さんの考え方が凄いのです。

【Pointその1】リフト・ゴンドラの運営

「リフト・ゴンドラ」と聞いたら、スキー場!!というくらい冬の営業が中心となります。
運営会社としては、冬以外にも運行する事で、会社の収益拡大をしたいところ。
そこで、冬シーズン以外での運行をし、収益が上がる方法を考えます。

【SORAテラス】の運営開始

HPにも書いてありますが・・
・地上1,770mの雲海の上にあるテラスです。
・雲海を見ながら飲む SORAコーヒーは格別に美味しいです(是非!)。
・スキー場も、アスレチックなどを取り入れ家族連れも遊べるように工夫しています。
ここまでは、私が行った時の事。
あれから、2年も経っていないのですが、
①プライベートデッキをオープン
②展望施設にビーチイメージをオープン
もう既に、色々と変わっています!
書きながら驚いています。

【Pointその2】お客さまが来てくれるようになってからの課題

スキー場にお客さまが多く来てくれるようになり、次に見つかった課題。
白馬村の旅館が、高齢化のため廃業を余儀なくされ、年々と宿泊先が減少している事で、
訪れてくれる人が宿泊出来ない、宿泊先のHPが無く、どんな旅館か分からない・・・。
そこで、社長は、来訪者が分かり易いように、自社のHPで白馬村の旅館に宿泊しできるよう
改善をします。それでも高齢化による廃業は続いてしまいます。
次に、廃業した旅館を借り、イノベーションをし、宿泊施設を運営します。

旅籠丸八のオープンです。
http://白馬岩岳古民家
古民家での宿泊に、訪日外国人には大人気となっています。
今では、参番館までオープンしており、クラブハウス、ダイニングが運営されています。

ホテル業界も、知名度の上がってきた白馬村に進出してきました。
それも、世界の大手ホテルグループが参入してきました。
当然ながら、自社で旅館を経営していれば、参入されるリスクは発生してしまいます。
しかし、この社長は、参入を喜んでいました。
なぜでしょう?それは、

【Pointその3】白馬村の全体像をイメージしている

この社長の凄いところは、自社が発展するには、白馬村が発展する必要がある。
と考えているため、他社が参入し、白馬村全体が発展する事のほうが喜ばしいのです。
会社と地域が共存関係にあると考えているのでしょう。
そして、もっともっと発展するように、綺麗な街並みを作りながら村全体をイノベーションしている最中。
初めは、村人からも様子されていただろうに、行動力と想像を実現する強い意志で、
村全体を変えてきたのだと思います。

つい最近知った事に、またまた感銘しました。

【ポイントその4】 環境負荷軽減の取組み

小雪となってしまった場合、スキー場の運営が出来ない。当然リフトもゴンドラも動きません。
非常に、地球環境に影響されやすい業界です。
そこで、環境負荷を抑える宿泊施設が白馬村にも誕生しました。
この施設は、別の会社が運用しています。

http://haluta hakuba

初めて知ったのですが、【ロックウール】という断熱材を使用する事で、
冷暖房費を70%~90%の削減が出来るそうです。
また、これも初めて知ったのですが、【馬の毛】を使ったベット。
100年持つといわれる最高素材だそうです。お手入れは簡単。
濡れてしまっても、天日で乾かせばすぐに復活する優れもの。


まだまだ、再生している白馬村
平成28年度は、200万人だった観光客を令和元年では、236万人まで増加させています。
民間企業が中心になり、再生を成功させた信州白馬村を皆さんに紹介させていただきました。