雑草の中の一本

殻を破って一歩 挑戦へ

すべてのプレイングマネージャーへ送る!「トヨタ生産方式」導入のススメ

前回の後半で記載しました「トヨタ生産方式」の活用について
詳しく記載していきます。
前回の記事はコチラ
www.taishokumshoku.info

トヨタ生産方式」の応用編

カンバン方式
 在庫管理をする方法の一つですが、もう一度おさらいを。
・調達する数を決める
 「使用頻度が高い物は、1か月の使用分にする。」
 「使用頻度が低い物は、3か月の使用分にする。」等々
・在庫がここまで減ったら調達という数を決める
 1週間あれば、ほぼ調達できるので1週間なら業務に支障のない数で設定。
 「カンバン」を作成。
 この「カンバン」が出たら、総務部へ提出してください。の記載をしておく。
・社内に周知しスタート

「カンバン」を使った消耗品・備品類の発注点管理方式

 例えば、
 1か月に紙を50,000枚使用するとします。
 在庫が10,000枚になったら、50,000枚を調達します。
 必要な分を必要な時に調達していく方法です。
 ⇒ 発注する点を決めるのですが、誰にでも分かるように「カンバン」を使うわけです。 
 
トヨタ生産方式」の優れているところは、徹底した無駄の排除です。
・紙は腐りませんが、ボールペンを使用する以上に調達した場合、書けなくなり廃棄している事がありませんか?
・急に使用している機械が変更となり、使わなくなった機械の部品を廃棄している事がありませんか?
・在庫管理が出来ておらず、必要な物が無くなりラインが止まり、業務に支障がでた経験はありませんか?
・逆に在庫管理の徹底のために、労力をかけすぎていませんか?
誰でも分かり易く、在庫管理をさせる事で、全て無駄を徹底的に排除します。

カンバン方式」から「4Sの整理・整頓」の導入へ

在庫管理が徹底できたら、職場内の「4Sの整理・整頓」に取組みます。
「4S」とは、「整理・整頓・清掃・清潔」事をいいますが、先に「整理・整頓」に着手します。
まず、不要な物品を処分します。これで、スペースが新たに生み出されます。
次に、必要な物品を整頓します。
この時、あわせてレイアウトの変更を行うと効果的です。
事務所や倉庫など、必要な物品だけになり、スペースが新たに生み出されているので、
人の動線にあった効率的な配置にしたいところです。
また、必要な物品も、使用頻度の高い物品は近く、低い物品は遠くへ、を意識して
整頓していくと、ちょっとした移動距離を減らせられます。
狭すぎると問題ですが、なるべくスペースはコンパクトにして、
人の移動にかかる時間ロスを無くしてしまいます。
移動距離も、物を探す時間も全てが無駄という事になります。
それをいかに省くかで、部下社員の負担を減らしていきます。
全てを一気にする方法もありますが、
私は、1部を変更し、働きやすくなった事を実感させてから、次の変更をする方法をとっています。

効率的なレイアウトが出来たら、「4Sの清掃・清潔」へ

ここまでくると、整然とした職場になっています。
もう一歩前進しましょう。定着させるのは難しいですが、「清掃・清潔」です。
効率的な仕事をさせる事では無く、「安全」な職場をつくるために実施します。
・掃除をしていない箇所があり、社員が滑ってしまい労災になった。
・不衛生な職場で、社員の健康が害され、社員が休んでしまった。
どちらも想定されるリスクです。
将来起こりえるリスクを排除し、社員に安全に働いて貰うために実施します。
ある社長は、「社員が出社のために家を出てから、また家に帰るまで、
同じ状態で帰してやるのが事業主の勤めだ」と話していました。
社員が安全で安心して働けれる職場をつくる事で、社員の会社への満足度も向上し、
社員定着率も良くなります。

次に行う事は、マニュアル作りとルール

トヨタ生産方式」では、誰がやっても同じ方法で、同じ成果となる事も目標としています。
・この人が居ないと分からない。
・このメンバーなら出来るが、今日のメンバーだと作れない。
生産ラインを一定に稼働させるために考えられた事です。
専門性の高い職種では無理ですが、私のところは1部導入しています。
消耗品・備品類の在庫補充調達は、専門性も高くありませんし、
納入業者は指定されているので、誰にでも出来るマニュアルを作り、
誰でも発注出来るようにしています。それを、「カンバン」を受け取った
社員が発注する。それをルールとしています。

生み出した「カイゼン」の結果を活かす

カンバン方式の導入も4Sの導入もレイアウト変更も全ては「カイゼン」。
そこで生み出された成果を次に活かしていきます。
・1日10分の仕事時間を削減できたなら、その10分で何をするか考えていきましょう。
せっかく10分削減できても、人間とは不思議な生き物で、いつか10分削減した事を
忘れていきます。8時間で働いていて、10分削減したので、7時間50分で仕事は出来る
計算なのですが、3か月もすると、同じ仕事で、また8時間かかるようになります。
だからこそ、10分を活かす方法を見つけなければいけません。
毎日10分は、次の「カイゼン」への企画やマニュアル作成に充てるなどします。
漫然と、10分の仕事をやらせてしまうと、「カイゼン」しても、労働強化になる
から協力したくない。って、社員も出てきますから、注意して進めましょう。

以上、私が実践している「トヨタ生産方式」を活用した「カイゼン」について紹介させてもらいました。
少しでも皆さんの仕事が上手くいきますように

それではまた別の記事でお会いしましょう